山口報告
12月20日開催された「「ダブル選挙後の政局はどうなるのか?」に参加してきました。「私が東京を変える」からも9名が参加しました。(※主催者側のメンバーだった方、2名含む)
まず、「私が東京を変える」の副代表でもあり、イベント主催者のお一人である村岡到さんからのご挨拶があり、デモこそが直接民主主義であり、選挙はくだらないというような意見があること、また選挙制度のゆがみをただしていくことの必要性について指摘されました。
お一人目の報告者として、吉田万三さん(元足立区長)がお話されました。吉田さんは、小選挙区制の弊害について話をされ、今回の選挙で、自民党は百数十人がTPP反対を条件として、JAからの推薦を得ていることを指摘されました。ちなみに、吉田万三さんは、都知事選に出馬されたご経験もあります。
お二人目の報告者は、福士敬子さん(東京都議会議員)。現在の選挙活動におけるルールについて、確認団体ビラで候補者の名前が書いたビラの配布が禁止されていることのおかしさについて指摘され、また、ご自身の都議会の経験から、猪瀬さんがデータを読むことについてはお上手であることを述べられました。また、マスコミの堕落について、お話されました。加えて、都庁舎が1500億の予算をかえて建設され、修繕に780億かかることや、また、東京都の12兆円の予算が、スウェーデンと同じであり、韓国をやや下回る程度であることも指摘されました。
3人目の報告者は、石渡博明さん(安藤昌益の会事務局長)。安藤昌益が今年、没後250年であり、また、田中正造が、来年、没後100年であることを紹介されました。そして、現在の選挙制度の異常さ。また、宇都宮先生の選挙応援選挙活動については、ご自身に公選葉書が届いたことについて、もったいないと感想を述べられました。(実は、わたしのところにも届き、同じ感想を持ちました。)また、点字毎日(選挙公報を印刷)についても紹介され、点字による投票に対して、きちんとした対応がなされていないことを指摘されました。そして、キルギスでの体験を踏まえて、在キルギス日本人80名のうち、15名ほどが選挙に行くと紹介されました。在外邦人の選挙権については、投票ができなかったことについての違憲判決がくだされ、選挙が可能になっているのですが、こちらも広報不足を指摘されました。
それぞれの写真の左手奥に座っていらっしゃるのが、司会の矢崎栄司さんです。
共催
政治の変革をめざす市民連帯
小選挙区制の廃止をめざす連絡会