【声明・要望書】鳥越俊太郎都知事誕生に向けて

鳥越俊太郎様

 「私が東京を変える」のコンセプトは、一人ひとりの「私」が自覚的に東京を変える、つまり真の主権者として行動することにある。
 主権者として、「私が東京を変える」は、宇都宮健児氏を最良の選択と考えた。野党四党の都合ではなく、一人の主権者として、最良の候補者の擁立を純粋に願うことにこそ、力があると考えた。それは、憲法13条で保障される幸福追求権に他ならない。
 また、首長選挙では議会選挙とは違って、選挙後の市民運動によって議会との勝負に勝つ必要がある。
 今回の都知事選候補者擁立においては、前回の都知事選での分裂の流れと、憲法と立憲主義を無視した安倍政権へ対抗する流れの中で、より強く統一への期待が働いた。
 総合的に考えて、宇都宮氏が野党統一候補として最良の選択であった。しかしながら、野党四党の都合で鳥越俊太郎氏が優先され、宇都宮健児氏が市民運動の分裂を懸念して立候補を断念することとなった。
 「私が東京を変える」が宇都宮氏の立候補を強く願って先の声明を出したが、鳥越氏での一本化が図られた以上、鳥越氏の当選を強く願うとともに、宇都宮氏の掲げた政策を一つでも多く、実現されることを強く望む。
 鳥越氏で一本化するにあたり、宇都宮氏が特に強調した政策は下記の三点である。

1、 築地市場の豊洲移転作業をいったん中断し、再検討する
2、 外環道・道路建設計画は見直す
3、 横田基地へのオスプレイ配備に反対する

 先の都知事選での野党側の分裂の流れから見ても、脱原発については、政策に当然に組み込まれるべきものである。原発の再稼働阻止についても鳥越氏が明確にしなければ、鳥越氏に一本化した市民側の理由がなくなってしまうだろう。
 なお、前回2014年の都知事選選挙期間中において、宇都宮氏は築地市場、外環道現場、小平の道路建設予定地など問題のある都内多数の現地に襷をかけたまま赴き、都知事候補者として住民の話に耳を傾けた。現役ジャーナリストとして「聞く耳を持つ」と自ら語る鳥越氏は、この選挙期間中に築地市場移転に反対する市場関係者、外環道建設に反対する方たち、オスプレイ配備に反対する方たちに直接会い、現地を訪れ、話を聞いていただきたい。
 鳥越氏は宇都宮氏との約束を守り、その政策を政策集に反映し、目に見える形で都民に約束する必要がある。
 これらのことを前提として、私が東京を変えるは、鳥越氏への投票を呼びかける。
 鳥越俊太郎都知事を誕生させよう!

私が東京を変える
代表 山口あずさ

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