思い起こせば2012年暮れ、石原慎太郎氏が突然、都政を投げ出し、都知事選となった。
このときの脱原発統一候補が宇都宮けんじ氏であった。
そして、この時点での政権与党は民主党である。
すなわち、電気事業連合会の支援を受ける議員が多く、脱原発にきちんと舵を切れない民主党に対して吹き荒れた批判の漁夫の利を得る形で誕生したのが、現与党政権なのだ。
現政権が、安保法制の暴挙を持って、憲法改正を狙い、立憲主義をも危うくしている政権であることは、われわれの承知するところであり、その対抗策としても、野党は共闘!とわれわれは、叫び続けてきた。
野党共闘に関し、参院選の結果の評価は、これからなされることになるだろうが、参院選を目前に控え、都知事選が三度目の途中降板となり、今回の都知事選が行われることとなった。
野党は共闘!の声が、都知事選でもなされるのは当然であり、かつ前回の細川氏との対立構図を見れば、今回こそ統一候補と考えるのは、至極まっとうな主張に思える。
そして、その最良の候補は、宇都宮けんじ氏を置いて他にはない。
しかし、野党統一候補にはできないという。
その理由は、共産党だから(宇都宮けんじ氏は共産党員ではない)というものであったが、その理由付けは、どうやら、民進党が民進党ゆえに統一候補とできないということのカモフラージュだったと思われる。
今回、民進党議員から聞こえてきたのは、市民が分裂しているから宇都宮さんを統一候補とすることはできないというものであった。
ついにミイラ取りがミイラになった様相である。
宇都宮けんじ統一候補で自分はいいのだがという民主党議員がいる一方で、また、他の野党が、宇都宮さんならすぐに合意できると主張しているにもかかわらず、宇都宮けんじ氏以外での調整が進められて、鳥越俊太郎氏の名前が最終的に浮上した。
私が東京を変えるは、この報道を受けて、再度、宇都宮けんじ氏に立候補のお願いをする。
鳥越俊太郎氏であれば、確実に小池百合子氏の票を奪うことができ、宇都宮けんじ氏が有利と考えるからである。
野党統一候補で一本化する必要はない。
正々堂々と選挙に出馬し、有権者の選択肢を奪わないことが肝要である。
私が東京を変えるは、宇都宮けんじ氏を、都知事にもっともふさわしい人物と考え、全力で応援することを今ここに呼びかける。
宇都宮陣営は今、共産党でもなんでもない市民選対で選挙に臨もうとしている。
ポスター貼りも苦労するだろう。
ぜひ、一緒に宇都宮けんじ氏を応援し、わたしたちにふさわしい知事を誕生させるために全力を尽くそう!
私が東京を変える
代表 山口あずさ
ポスター貼り急募!
http://utsunomiyakenji.com/