平成26年度都議会定例会一般質問において、みんなの党、塩村あやか議員への心ないヤジについて、連日にぎやかに報道されています。問題になっているヤジは複数ありましたが、音声分析での犯人探しが現実のものになるに及んで、自民党、鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」については、自らの発言であると認め、陳謝しました。鈴木章浩都議のヤジは明瞭に録音されており、その他のヤジについては、不明瞭と当初考えられたことから、曖昧なままの幕引きがなされる可能性が高いと思われていました。ところが、比較的明瞭に録音されているデータが存在し、分析が可能という段階になって、「自分が産んでから」「がんばれよ」「動揺しちゃったじゃねえか」「いやー それは先生の努力次第」「やる気があればできる」というヤジのうち、「がんばれよ」「動揺しちゃったじゃねえか」については、民主の山下太郎都議(41)が発言を認め、応援の意図であったと弁明しました。他に発言の主が特定されていないものもありますが、声紋分析が予定されており、発言の主は近い将来、明らかになると思われます。
この一連の報道の中で、2012年、やはり都議会において、「放射能あびたらいいんじゃないか?」というヤジがあったと伝えられました。発言の主は、自民党の鈴木隆道都議とすでに特定されており、かつ、鈴木隆道都議は昨年の都議選において、再選されています。
一連のセクハラ発言と、その責任の取り方のあいまいさ、わからなければ知らないふりをして、一切関係のないふりをしてやりすごそうという態度、一人の人間として問題があると断じざるを得ず、到底、都議会議員としてふさわしいと考えることはできません。そして、それに匹敵する、あるいはそれ以上に許すことのできない発言があり、しかも、それをわたくしたち自身が知らずにいたことが判明しました。いったいこれはどういうことなのでしょうか。
メディアの報道姿勢については、3.11以降、不信の目で見ていましたが、今改めて自覚することになりました。今回の報道自体、塩村あやか議員のタレント性もあり、背景に集団的自衛権の閣議決定を行いたいという安倍内閣の意向もあり、国民の目をそらすためにあえて大きく、かつ執拗に話題にしたとも考えられるのです。そして、原発に関することは、報道を控えていた。
「放射能あびたらいい」などという発言が許されるでしょうか。わたしたちはこのまま騙され続けていいのでしょうか。「私が東京を変える」は、東京都民のみなさんに呼び掛けたいと思います。
大田区において、自由民主党、鈴木章浩都議を、目黒区において、鈴木隆道都議の解職請求をしようではありませんか。そして、あと、1名か2名現れるであろう都議についても、そのそれぞれの選挙区において、解職請求をしましょう。
これらの解職請求は、わたしたち市民が民主主義社会において名誉ある地位にあることを知らしめるために、必ず行わなければならない責務であると考えます。
もちろん、可能であれば、あいまいなまま幕引きを図ろうとした、自民党、公明党、結と維新のすべての議員についても、解職請求を視野に入れるべきと考えます。
大きなプロジェクトになります。仲間をつのりたいと思います。「私が東京を変える」は、それぞれの自覚をもって会員であると考えています。
どうか東京都民のみなさん、また近隣県で、応援してくださるみなさん、近隣でなくても、経済的に支援をしてくれる意思のあるみなさん、私たちが直接請求という法律にのっとった形で行動を起こすことのできる人間であることを、世界中の人々に知らせるため、立ち上がろうではありませんか。
私が東京を変える 呼びかけ人代表 山口あずさ