本田宏講演会のご案内

「私が東京を変える」討論会
日時;11月20日(日)19時から
問題提起者;本田宏さん
テーマ「なぜ日本の投票率は上がらない?」
(歴史的背景も含めて本田さんなりの分析をお話していただきます。)
よろしく参加お願いします。

zoomアドレス
https://us02web.zoom.us/j/9246513214?pwd=VmRKTnFGSXZ0b056WmNJOXBZci90QT09
ミーティングID: 924 651 3214
パスコード: 803142

本田宏さん関係情報
Facebook
https://www.facebook.com/hiroshi.honda.33
Twitter
本田 宏 (@honda_hiroshi) · Twitterhttps://twitter.com/honda_hiroshi
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/本田宏

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私が東京を変えるzoom情報交換会のご案内

私が東京を変えるzoom情報交換会のご案内

以下にて情報交換会を行いますのでご案内します。興味のある方はご参加下さい。

1、日時 219()19:00

2、問題提起者 

遠藤淳一(私が東京を変える役員)

テーマ 市民活動と専門家」

(私たちは原発問題などを通じて、お上の情報がちゃんと出ていないのではないかという疑念を感じました。

現在、ワクチン、地球温暖化問題などに同じような疑念を持つ人が増えてしまっています。私たちは専門家とどのように付き合っていったら良いのか、専門的領域の問題に市民はどのように向き合って行ったら良いのかなど、意見交換をしたいと思います。)

3、活動報告

報告者 

山口あずさ(私が東京を変える役員)

テーマ

「西東京市の選挙無効の申し立てを最高裁に出した報告と絵本のクラウドファンディング成功の報告」 

4Zoomミーティングに参加する

https://us02web.zoom.us/j/9246513214?pwd=VmRKTnFGSXZ0b056WmNJOXBZci90QT09

ミーティングID: 924 651 3214

パスコード: 803142

以上です。

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西東京市選挙無効の申し立て解説

2021年5月5日、私が東京を変える主催のzoomイベントを開催しました。 西東京市では、令和3年2月7日執行の市長選挙において、事実をゆがめた法定ビラが配布されました。これまでも、いわゆる反共キャンペーンが行われた事例はありますが、西東京市では明らかに公職選挙法に違反する形で、ネガティブキャンペーンが繰り広げられました。選挙が接戦になると、このようなあさましい選挙戦が繰り広げられるようです。 西東京市だけの問題ではありませんので、ぜひ、この申し立ての動向に注目してください。
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Please cancel the Tokyo Olympic and Paralympic Games.

Mr. Thomas Bach, President of the International Olympic Committee

Ms.Yuriko Koike, Governor of Tokyo

Ms.Seiko Hashimoto, President, Tokyo Organising Committee for the Olympic and Paralympic Games

Mr. Yoshihide Suga, Prime Minister of Japan

Please cancel the Tokyo Olympic and Paralympic Games.

The Tokyo Metropolitan Government, the Organising Committee of the Olympics, and the Government have announced a plan to gather about 10,000 medical personnel for infection control  at the Olympics when the COVID-19 measures are needed. It is unacceptable to pull out valuable medical staff supporting the tight medical system under this emergency situation for the sake of the Olympics.

This is not to say that we do not recognize the significance of hosting the Olympics as a sports fest that contributes to world peace. We understand that they bring joy, vitality, and hope to people. Sports, like theater, music, literature, and art etc., are irreplaceable and necessary to live humanly and affluently. However, it is impossible to hold the Olympic Games at this time.

This time, the media criticism has been suppressed, in part due to newspaper’s sponsorship for the first time in the history of the Olympics, but many people criticize the holding of the Olympics at this time. According to a public opinion poll, 70-80% of the people are against holding the Olympics at this time.

The top priority of the politicians now is to use the enormous cost of the Olympics and Paralympics to fight against COVID-19.

Of course, some people are looking forward to hosting the Olympics. It could also be held forcibly. And it may end without serious outcome.

However, even so, the forced holding of the Olympics that is considered problematic by many people in Japan and abroad, while inflicting a heavy sacrifice, will continue to be questioned as to for whom and for what purpose it was held.

The Tokyo Metropolitan Government, the Organising Committee of the Olympics, and the Government must immediately announce the cancellation of the Olympics and strengthen our efforts with national determination to eradicate COVID-19 in Japan.

Please cancel the Tokyo Olympics and Paralympic Games.

May 7, 2021

Susumu Kurebayashi

Representative, Citizen’s group “I will change Tokyo”

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(要望書)東京オリンピック・パラリンピックは中止してください

東京都知事 小池百合子殿

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長橋本聖子殿

内閣総理大臣 菅義偉殿

(要望書)東京オリンピック・パラリンピックは中止してください


 東京都と五輪組織委員会と政府はこのコロナ対策が必要とされている時に五輪での感染対策のために約一万人の医療従事者を集める計画を発表しています。この緊急事態下において逼迫する医療体制をささえる貴重な医療スタッフを、五輪のために引き

抜くことは許されません。

また、無観客でも関係者だけで数万人も入国する事は感染を拡大することになりかねません。

私たちは世界平和に寄与するスポーツ祭典であるオリンピック開催の意義を認めない訳ではありません。人々に喜びや活力、希望をもたらすものであることを理解しております。スポーツは、演劇・音楽、・文学・美術などと同等に、人間らしく豊かに生きるために必要な掛け替えのないものです。

しかし、この時期のオリンピックの開催には無理があります。
 今回は五輪史上初めて新聞社がスポンサーになったこともありメディアの批判が抑え込まれていますが、多くの国民がこの時期の五輪開催を批判しています。

世論調査では国民の七―八割がこの時期の五輪開催に反対していす。
 いま為政者が最優先しなければならないのは、オリンピック・パラリンピックにかける莫大な費用をコロナ対策に使用することです。

もちろんオリンピックの開催を楽しみにしている人もいるでしょう。また、強引に開催することもできるでしょう。そして大事に至らずに終わるかもしれません。

しかし、そうだとしても、多くの犠牲を強いた上、国内外のたくさんの人たちが問題視しているオリンピックの強行開催は、だれのための、何のための開催であったのかと、問われ続けることになるでしょう。


東京都と五輪組織委員会と政府は、早急に中止を表明して、国内のコロナ撲滅のために国を挙げ

て取り組みを強めることが必要です。

東京オリンピック・パラリンピックは中止してください


2021年5月7日

市民グループ「私が東京を変える」 代表 紅林進

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声明 都知事選を終えて

声明

都知事選を終えて

市民グループ「私が東京を変える」

「私が東京を変える」は、2012年の都知事選挙での市民の候補者選びの中で誕生し、2014年の時には真っ先に出馬要請を行い、いずれも宇都宮けんじ氏当選のために奮闘しました。2016年の選挙では宇都宮けんじ氏は苦渋の選択で出馬辞退せざるを得ませんでしたが、今回は、都政の監視と刷新のため活動を続けて来た宇都宮けんじ氏を都知事および市民と野党の統一候補にもっともふさわしい人物と考え、当会として5月28日に全力で応援することを立憲野党各党に呼びかけました。

その後、市民団体に推されての宇都宮氏の立候補表明後、立憲民主党、日本共産党、社会民主党、新社会党、緑の党が宇都宮氏の支援を決定していただきました。しかし国民民主党は自主投票を決め、さらに、れいわ新選組代表の山本太郎氏が立候補することになり、残念ながら野党統一候補は実現しませんでした。しかしこれらの政党から支援をいただけたことは重要でした。なお国民民主党の中からも、小沢一郎議員、原口一博議員などの有力議員が個人的に宇都宮支援をしていただきました。

「私が東京を変える」はこの選挙の確認団体である「希望のまち東京をつくる会」と連携しながらこの選挙に臨みました。

代表、事務局長は宇都宮市民選対に入って、宇都宮候補の当選、宇都宮都政実現に向けて奮闘しました。宇都宮選対では、コロナ禍の下、大規模な街頭宣伝ができない中、場所も告知しない小規模な街宣を繰り返し、また都立病院や保健所、カジノ候補地、豊洲市場、道路問題などの現場を訪れ、当事者や住民の方々と対話をし、その模様をインターネット中継し、ZOOMを使って、都政に関わる様々なテーマについて、当事者やゲストを招いて対話するなど多様な企画を行いました。何よりも宇都宮候補自身が、ハードなスケジュールの中、大変精力的に都民に訴え続けました。

当会役員有志もツイッター等SNSを用いた発信を積極的に行いましたがハッシュタグ拡散数やYouTube視聴数などで十分な成果を上げられなかったことは今後の教訓です。

各地域の市民団体の方々にも各駅頭でのチラシ配布やスタンディング、ポスティング、電話かけ、選挙掲示板へのポスター張り、候補者街宣の受け入れ等々、様々な活動を担っていただきました。なおこれら地域の市民団体の方々にも宇都宮選対に入って頂きました。

今回の宇都宮陣営の選挙は宇都宮市民選対と、支援諸政党組織と、地域の様々な市民団体の方々、そして多くのボランティアの方々の連携と協力の上に展開されました。

しかしこのような努力にもかかわらず、野党候補を一本化できなかったこともあり、宇都宮候補は、次点ながら、得票は844,151票(得票率13.76%)にとどまりました。

一方、現職都知事の小池百合子氏は、 3,661,371票(得票率 59.70%票)という前回都知事選を上回る圧勝をしました。

しかしこのことは小池氏が正しかったことを意味しません。小池氏は、オリンピック開催延期が決まるまで、PCR検査の拡大等、コロナ対策についての初動対応をきちんとせず、オリンピックの開催延期後は、連日テレビ、マスメディアに露出して、ロックダウンだのオーバーシュートだのというセンセーショナルな言葉で都民の恐怖心を煽り、「東京アラート」と称し、都庁やレインボーブリッジを赤く染めて、いかにもコロナ対策を一生懸命やっている感を都民に植えつけましたが、PCR検査の拡大は一向に進みませんでした。

この間、都内のコロナ感染者の約7割を受け入れてきた都立病院・公社病院の「地方独立行政法人化」という経営効率性のみを重視して、統廃合・縮小・民営化に道を開く方針をこのコロナ禍の下においても変えず、さらに推進しようとしています。

またPCR検査とコロナ対策で重要な役割を果たしてきた保健所は、この30年間の保守都政の下で、保健所数を半減され、予算・人員を大幅に削られてきました。小池都政になってからも、保健所の医師が減らされて来ました。
このことが保健所業務のひっ迫を生み、PCR検査を拡大できない重要な要因になりました。また一期目の都知事選の時に掲げた「7つのゼロ」という公約も、ペット殺処分ゼロ以外の未達成(「譲渡不適格」ペットは殺処分されている))や、「築地は守る」と言いながら、築地市場を取り壊して、豊洲への移転を強行するなど、都民の期待や公約を裏切ってきました。

またこれまでの都知事選では曲がりなりにも行われてきた候補者間の地上波テレビによる公開討論が、今回は一度も開催されなかったのも異常でした。宇都宮選対では、記者会見を開いて、テレビ局各局に候補者間のテレビ討論を開催するよう要請しましたが、実現しませんでした。

コロナ禍で街頭宣伝が制約され、一方、現職都知事は連日、テレビやメディアに登場する中で、候補者間のテレビ討論が行われないことは、候補者間の公平性や、これまでの都政を検証し、有権者の知る権利を制約するという意味でも大問題です。

「私が東京を変える」としては、こうした小池都政の二期目を、都民の皆さんとともに、引き続き厳しく監視し続けて参ります。

2020年7月15日
市民グループ「私が東京を変える」 http://watashiga.org/tokyo/  (代表 紅林進) 

 (連絡先 事務局 大津留公彦kimihiko_ootsuru3@yahoo.co.jp )

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[声明]市民と野党の統一候補として宇都宮けんじ氏を都知事にしよう!

昨日5月27日(水)宇都宮けんじ氏が、7月5日投開票の都知事選への出馬表明をしました。
宇都宮けんじ氏を市民と野党の統一候補として一本化することを呼びかけ、正々堂々と都知事選での有権者の選択肢を示すことで、美濃部都政以来の都民が主人公の都政を実現したいと思います。

「私が東京を変える」は、2012年の都知事選挙での市民の候補者選びの中で誕生し、2014年の時には真っ先に出馬要請を行い、いずれも宇都宮けんじ氏当選のために奮闘しました。
2016年の選挙では宇都宮けんじ氏は苦渋の選択で出馬辞退せざるを得ませんでしたが、今回は出馬辞退はしないと出馬会見で宣言されました。
「私が東京を変える」のコンセプトは、一人ひとりの「私」が自覚的に東京を変える、つまり真の主権者として行動することにあります。
主権者として、「私が東京を変える」は、宇都宮けんじ氏を都知事および市民と野党の統一候補にもっともふさわしい人物と考え、全力で応援することを今ここに呼びかけます。

昨日の記者会見で明確に示されたように都政の監視と刷新のため活動を続けて来た宇都宮けんじ氏と「希望のまち東京をつくる会」と連携しながら、「私が東京を変える」はこの選挙に臨みます。

宇都宮陣営は今、市民選対で選挙に臨もうとしています。
ポスター貼りも苦労するでしょう。
ぜひ、一緒に宇都宮けんじ氏を応援し、都民が主人公とする知事を誕生させるために全力を尽くしましょう!

2020年5月28日
市民グループ「私が東京を変える」
代表 紅林進

(連絡先 事務局 大津留公彦
kimihiko_ootsuru3@yahoo.co.jp
08065406320)

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講演会「『電力自由化』で、クリーンな電気は選べるの?」

「<a href=”http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/ ”>電気代一時不払いプロジェクト</a>」が主催、市民グループ「<a href=”http://watashiga.org/tokyo/”>私が東京を変える</a>」が協賛する講演会の紹介させて頂きます。

来年4月から、小売電力が全面自由化され、一般家庭でも電力会社を選べるようになりますが、
政府は原発を再稼動させ、福島原発事故などなかったかのごとく、再び、原発推進の政策に
回帰しようとしています。その一方で、再生可能エネルギーの普及・発展にはさまざまな制約
を加えようとしています。

そのような現状を知るための講演会が、「電気代一時不払いプロジェクト」の主催で、明日9月29日(火)に東京・飯田橋の東京ボランティア・市民活動センターで開催されます。

講師は、再生可能エネルギーの普及に取り組んでこられた竹村英明さんです。

以下ご案内を転載させていただきます。

(以下、転送・転載・拡散大歓迎)

講演会「『電力自由化』で、クリーンな電気は選べるの?」
<a href=”http://chechennews.org/fubarai/docs/20150929leaf.pdf”>http://chechennews.org/fubarai/docs/20150929leaf.pdf</a>
<a href=”http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20150830/1440900463″>http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20150830/1440900463</a>

来年4月から、電力小売の自由化が始まります。ついに再生可能エネルギーによる電気を
自由に買えるようになる!…と考えたいところですが、じつは「原発を維持するために、最初
から再生可能エネルギーはブロックされている」という見方があります。

「電力自由化」の正体を知り、賢い消費者として、これからの運動につなげていきましょう。

■講 師: 竹村英明さん

広島生れ。議員秘書、ISEP、飯田市おひさま事業の実践を経てエナジーグリーン社副社長。
「緑茶会」代表。市民電力連絡会会長。再エネ電力小売目指して奮闘中。再エネ発電会社
「イージーパワー」を4月に設立。

■日 時: 2015年9月29日(火)18:30~21時(開場18:15)

■会 場: 東京ボランティア・市民活動センター A会議室
(セントラルプラザ10階)電話: 03-3235-1171 (代表)

JR飯田橋駅西口を出て右に曲がり、右側前方のビル:セントラルプラザ10階。
地下鉄 (有楽町線・東西線・南北線・大江戸線) 飯田橋駅「B2b」出口より
セントラルプラザ1階に直結しています。

アクセス <a href=”http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access”>http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access</a>
地図 <a href=”http://www.tvac.or.jp/images/infomap_large.gif”>http://www.tvac.or.jp/images/infomap_large.gif</a>

■参加費: 500円

■連絡先:(Eメール)  toudenfubarai@gmail.com
(携帯電話)  080-6747-4157(大畑)

■主 催: 電気代一時不払いプロジェクト
■協 賛: 市民グループ「私が東京を変える」

「電気代一時不払いプロジェクト」は、電気代の一時不払いによって、原発再稼働に抗議している個人
のグループです。くわしくは、ブログをご覧ください。
URL: <a href=”http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/ ”>http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/ </a>
ツイッター:@fubarai

チラシ <a href=”http://chechennews.org/fubarai/docs/20150929leaf.pdf”>http://chechennews.org/fubarai/docs/20150929leaf.pdf</a>

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「私が東京を変える」2014東京都知事選総括

2014東京都知事選挙総括

1.総論

2014年2月9日投票日の東京都知事選挙は、当グループが応援した宇都宮けんじ氏の当選はならず、舛添要一氏の当選となった。なお、「私が東京を変える」は、宇都宮氏に対し、応援の表明をした最初の団体であった。猪瀬前知事辞任前の12月17日に行われた会議において、近い内に都知事選が行われるという仮定のもと、「勝てる候補」というような発想からは卒業すべきというのが、当会の結論であった。浮動票を動かすことを視野にいれるのであれば、「勝てる候補」というような打算では浮動票ないし選挙にいかない人たちの票は動かないというのが主要な意見であった。従って、当会としては、細川氏の出現に動ずることがなかった。都知事候補として最良の選択が宇都宮けんじ氏であり、その確信は、選挙を終えた今でも変わらない。

選挙戦において悔むべきは、都民が各候補者を比較するための最大の場を奪われたことである。すなわち告示前の公開討論、告示後のテレビ討論のほとんどがキャンセルされた。結果的に、特に宇都宮氏が強みを持つ労働・福祉政策という主戦場に舛添氏を引きずり出すという戦術を最大限に発揮できなかった。

当初より、脱原発票の足し算で勝てるという展望には無理があった。選挙終了後に、宇都宮応援、細川応援の双方から、被害を受けたのはこちらだという意見が散見されるが、候補者個人はさておき、選対ないし応援団が一つの人格であるかのような捉え方自体に無理があるだろう。細川候補の出馬を肯定的にとらえるのであれば、今まで投票先がなかったと思われる脱原発保守層に対し、可能性を示すことができたということだろう。新しい動きが生まれることを期待したい。

一方、田母神候補の思いがけない善戦には、一抹の不安を覚える。おおかたの予想に比して多くの得票を得た。若い世代からの得票が多かったとの分析が出ており、親の世代も戦後生まれである戦後世代3代目に対する平和教育の不十分さを痛感させられる。いざ戦場へとなれば、まさに当事者となる世代が、戦争に対する忌避の感覚を失いつつあることは、憂うべきことであろう。

選挙結果としては、宇都宮候補の得票は982,594.77票、 得票率は20%であり、ともに前回の968,960票、15%を上回っている。低投票率の中で支持を広げたことは、次の選挙につながる草の根民主主義の成長を表している。宇都宮候補の選挙戦がまさに市民運動の王道であったことは、今回細川候補を支持した人たちの中からも聞こえてくる。とかくしこりを残すことの多い選挙において、脱原発運動に携わる者たちが二分されたことは忸怩たる思いであるが、選挙は選挙として、脱原発運動については、共闘の2文字があるのみと考える。お互いに謝罪すべきという感情論に拘泥することなく、実際に会って話すことが肝要であろう。また、次期都知事選その他の選挙に備え、「私が東京を変える」としても引き続き市民運動の輪を広げてゆきたい。

2.「私が東京を変える」の活動

告示前はいち早く宇都宮支持を決定し、「私が東京を変える」としての活動ができたが、告示後は会議を重ねるよりも実際に動くということで、それぞれの意思で各人独立の活動を行った。改めて「私が東京を変える」が活動家集団であることを確認した。

12月17日 定例会議にて、猪瀬都知事が仮に辞任した場合に、宇都宮けんじさんに出馬をお願いし、「私が東京を変える」が会として宇都宮けんじさんを応援することを決定

12月17日(夜) メールで宇都宮さんに会の決定事項を連絡した。

12月18日 海渡雄一さんに電話で宇都宮さん支持決定の旨をお伝えした。

12月28日「勝手連」キックオフ集会!みんな集まれー都民がつくる明日の東京都政
~ talk talk talk 日本のピンチを希望に変える!~
「私が東京を変える」からの出馬依頼を文書で提出(※会の始まる前に手渡し)
宇都宮氏出馬表明

1月9日    希望のまち東京をつくる会 第一回拡大選対会議
「私が東京を変える」臨時役員会(電子出版1か月無料化決定)

1月15日   希望のまち東京をつくる会 第二回拡大選対会議

1月19日   東部勝手連 東京を変えていくキックオフ集会

1月20日 【うつけんボランティア対象イベント】あなたの声を誰かの一票に!
築地社会教育会館 講習室にて開催 宇都宮けんじサポーターズ情報との共催

1月22日 「宇都宮・井戸川 未来を語る」電子出版(一ヶ月間は無料、その後百円)

1月23日 告示

(選挙期間中の各種行動は省略)

1月25日 会の男性有志で子宮頸がんワクチンに反対する親父の会設立
(4候補に公開質問状を出し訪問し宇都宮候補、細川候補から前向き回答を頂いた。)

3.役員の活動

山口  選対事務局に参画(西東京勝手連を組織し地域ボランティアへの情報提供、また、告示前のボランティア向けイベントを企画・開催し、市民参加型のポスター掲示を企画・実施、サテライト個人演説会の提案・実施他、バナー作成参加、政策フォーラム司会、ニコ生出演、街宣応援演説、複数サイトの更新、Bitstripsによる1コママンガ作成等)

吉澤 告示日前日に「宇都宮健児・井戸川克隆未来を語る」電子出版を実現、バナー作成参加等

稲村・森田 東部勝手連の活動等

太田    東部地区各駅頭で街頭宣伝及び電話かけ呼びかけ及び実施等

紅林 告示前は主にポスティング、告示日は掲示板へのポスター張り、告示日以降前半は四谷の選対事務所での電話かけ、後半は宇都宮街宣のお手伝いのボランテイア(公選ビラ撒きや旗持ちなど)

城間・飯村 行事案内報告発信等

大津留 ネット配信、電話かけなど

以上

市民グループ「私が東京を変える 」

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今回都知事選の教訓

私が東京を変えるの役員である紅林進さんから、投稿頂きましたので、ご紹介します。

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猪瀬都知事の徳洲会グループからの5000万円借金問題による辞任に伴う、昨日2月9日(日)投開票の今回の都知事選は自民党、公明党、連合東京の支援を受けた元厚生労働相の舛添要一氏が2,112,979票を獲得して当選した。次点は、982,594票を獲得した日弁連前会長の宇都宮健児氏。同氏は日本共産党、社民党、新社会党、緑の党が支援した。宇都宮陣営には勝手連的に多くの市民も参加した。「即時原発ゼロ」を掲げて立候補した元首相の細川護煕氏は、956,063票で3位に留まった。政党では、民主党、生活の党、結の党が支援し、民主党は政党色を隠して、形容矛盾の「組織的勝手連」なる用語も使って支援した。石原慎太郎元都知事の支援を受けた元航空自衛隊航空幕僚長の田母神俊夫氏は610,865票を獲得して4位に食い込んだ。

宇都宮候補は、どの年代からもまんべんなく得票したが、細川候補は、小泉政権時代を知っている年配・高齢者からの得票は一定得ても、20代、30代では宇都宮候補を大きく下回った。(『朝日新聞」2月10日付朝刊・1面参照)

雇用不安、非正規化、ブラック企業問題など、若者が直面する問題を宇都宮候補が積極的に訴えた結果でもあろう。宇都宮陣営の選挙運動にも若者が多く参加した。

田母神候補は、高齢者の支持は少ないものの、20代で24%、30代で17%、40代で14%と若者の支持が高く、20代では、宇都宮、細川の両候補を上回っていることは、危惧すべき傾向である。雇用不安、非正規化という若者を覆っている閉塞状況がファッショ的な方向に誘導される危険性を孕んである。

ところで同じく「即時原発ゼロ」を主張する小泉純一郎元首相と二人三脚を組んだ細川護煕氏は、「脱原発」を争点に、かつての小泉郵政民営化の時のようなワンイッシュー選挙の再現を狙ったが、都民の関心は、必ずしも原発・エネルギー問題だけでなく、それは、景気・雇用や福祉などの問題よりも優先順位は低く見られた。その上、脱原発派の票は細川候補と宇都宮候補に二分されてしまった。

原発積極推進を掲げる田母神候補の票を別とすれば、宇都宮、細川の脱原発候補が一本化されれば、その相乗効果もあり、脱原発候補が当選した可能性もあり、脱原発候補が一本化されなかったことは残念ではあるが、その一本化を求めるあまり、先に立候補を表明していた宇都宮健児氏に対し一方的に立候補取りやめを迫り、細川護煕氏への一本化を迫ろうとした鎌田慧氏をはじめとする一部の市民運動家や「文化人」(おかしな用語だが)と呼ばれる人々は、著名性、当選可能性ということで、細川護煕氏への一本化を図ろうとしたが、それは宇都宮候補の票が細川候補の票が上回ったことを見ても、細川氏の方が宇都宮氏より当選可能性が高いという、その論拠は事実によって否定された。

私も脱原発派の候補が一本化されることはもちろん好ましいと考えるが、そのことは脱原発以外の都政の重要な課題を無視してよいということにはならない。しかし、細川氏と細川陣営は、脱原発以外の政策を告示日の前日まで示さず、宇都宮陣営による公開討論の呼びかけにも、応じないできた。そのために青年会議所が企画した公開討論会等、いくつもの討論会が宇都宮氏以外の参加表明がなく、中止に追い込まれた。政策論争を避け、都民の前にそれを示すことをしない姿勢は、舛添氏を含めて批判されるべきである。選挙は単なる人気投票ではなく、政策論争を前提とした有権者の判断が求められるのである。

候補を一本化する、統一するためには、オープンな形で政策協議を行って、政策の一致を得られならば、あるいは完全な一致は見られなくとも、一定の歩み寄りが見られるならば、きちんとした政策協定を結んだうえで、候補を統一すべきであり、一方が他方に降りろと一方的に迫ったり、水面下で圧力をかけるのでは、まとまる話もまとまらなくなり、たとえ形の上では、一本化したとしても、お互いしこりを残し、運動にとって決して良い結果は生まない。実際、このような一方的な圧力に、宇都宮氏と宇都宮陣営は反発した。

原発・エネルギー政策は、原発のない、電力一大消費地である東京にとっても、重要な課題であり、当然、主要な争点の一つではあるが、そのことは、他の課題を無視してよいということにはならない。原発立地自治体においては、他の問題は差し置いても、「脱原発」で一本化するということも当然あり得るが、東京の場合は、都民の生活に密着する他の重要な課題で、大きな相違があるのに、それを無視して、「脱原発」だけで一本化するということにはならない。

細川氏は、「原発以外の政策は誰が知事でもそんなに変わらない」と述べたが、とんでもない認識である。都民の生活にかかわる福祉や雇用、教育等の分野で、「誰が知事でもそんなに変わらない」とは、無責任であり、自らそれらへの積極的政策を持っていないことを証明するようなものである。そして細川氏は安倍政権が「企業がもっとも活動しやすい」地域を作ろうと、推進しようとしている「国家戦略特区」を活用すると語ったり、今日の格差社会を作った元凶である小泉元首相と二人三脚を組む中で、都政が小泉流の新自由主義的な方向に一層進むという危惧も大いに感じられた。都政をどのようなものにしようとしているか明らかにせず、政策論争すら避けるという状態で、一方的に「降りろ!」「一本化しろ!」と迫るのでは、それに乗れる状況でないのは誰の目にも明らかである。

本当に一本化させようと思うのであれば、きちんとした政策のすり合わせ等、双方が納得できる形で進めるべきであったと思う。

ところで舛添候補は、厚生労働相をやったことがあるというだけで、あたかも福祉に力を入れるのではないという誤解、あるいは意図的なイメージづくりが行われたと思われるが、それは多いな誤解で、舛添氏が厚労相時代にやったことといえば、老人への医療費負担増を強いる後期高齢者医療制度の導入、生活保護の母子加算廃止、介護保険料値上げ、年金改悪等々、福祉の切り捨てであり、宇都宮氏も「名誉村長」として支援にかかわった「年越し派遣村」に支援を求めてきた人々に対し、「大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」と発言した人物が舛添氏です。

また舛添氏は、国民の税金から支出される「政党助成金」で2億5000万円に上る借金を返済した疑惑((2014年2月6日発売の『週刊文春』)など、金銭疑惑や、女性や老人に対する蔑視発言も問題になっています。しかしマスコミは決してこれらを報じません。投票日までにこれらが広く報道されていれば、流れは変わっていたかもしれません。舛添氏が都知事に就任しても、これらの疑惑が問題になり、任期途中でやめるという猪瀬氏の二の前になる可能性もあります。そうなれば、巨額の都民の税金を使って、短期間での選挙という、異常な事態ですが、それらに備えて準備しておくことも必要かもしれません。

なお私自身は、今回の都知事選では、前回に引き続き、宇都宮候補支援の一市民ボランティアとして参加した。

ところで安倍政権は、舛添候補が勝利したのをよいことに、再稼働の強行や都知事選での原発問題争点化を避けるために、都知事選まで、延期されていた、原発を「重要なベース電源」と位置付ける「エネルギー基本計画」の閣議決定などを強行してくるであろう。

そのような中で、今回の都知事選を巡る脱原発派の、宇都宮陣営と細川陣営への分裂は、後に尾を引かせてはならない。そのような分裂を残してしまっては、原子力ムラの連中の思う壺である。違いは違いとしてお互いに認めつつも、再度、脱原発派の協力と連帯を取り戻すことも急務である。

紅林進

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